Tomita

       

富田の創薬

富田の創薬

アンメットメディカルニーズ(医療ニーズ)

これまでの治療法では十分な有効性が認められない、あるいは治療法さえ見いだせない疾患に対する医療ニーズをアンメットメディカルニーズといいます。このような疾患に対しては病態の解明や創薬技術が不十分な場合があり、さらに継続的な研究開発が必要となります。

革新的な創薬技術の多様化

1990年代からの抗体などの生物製剤の実用化が医療の進歩に貢献し、低分子化合物だけでは治療できなかった患者様に健康と幸福を実感いただく大きな進展がみられます。
現在はモダリティ(治療手段)がさらに拡張され、中分子医薬や核酸医薬、遺伝子療法、再生医療、そして細胞医療などの研究開発が全世界で活発化しており、実用化にむけた課題が解決されつつあります。これに加え、臨床と非臨床の病態などの情報を関連付けるトランスレーショナルリサーチやリバーストランスレーショナルリサーチ、また収集したオミックスデータへの生物学的な意義づけを可能とするバイオインフォマティクス解析技術、さらにはビッグデータの深層学習を元に仮説を導き出して創薬を加速させるAI(人工知能)が飛躍的に進歩しています。
これらの進展は患者様の病態をより正確に理解し、医療の個別化や高度化を可能とし、残されたアンメットメディカルニーズの高い疾患に対する新たな治療法の創出に貢献すると期待されます。

革新的な創薬技術の多様化

創薬ポリシー

「感動・信頼・技術をもって、健康と快適生活を提案する富田製薬」という企業使命感のもと、患者様や医療関係者様が真に希望される医薬品の創出を最優先課題とします。
富田製薬は、創薬の成功確度を高めて患者様が待望される革新的で安全性の高い医薬品をより早くお届けするために、注力する疾患領域に対して創薬計画を構築しています。創薬における課題を念頭におき、創薬や患者様の病態解析に関する画期的な技術、富田製薬独自の無機化学の基盤技術を駆使することにより、革新的なオンリーワンの製品を創出し、患者様や医療現場でのアンメットメディカルニーズを充足します。また個別化医療の実現にも貢献します。

創薬計画の基本方針

  • 患者様や医療関係者様の視点からのアンメットメディカルニーズを正確に捉えます。
  • 病態を深く理解した上で、アンメットメディカルニーズを確実に充足するTPP(目標製品プロファイル)を設定します。
  • 最新の創薬技術や最適なモダリティを活用して、TPPを実現する革新的な医薬品の創出を目指します。
  • これらの創薬プロセスをより確実なものにするため、着想力豊かな創薬研究者を育成します。

オープンイノベーションの推進

自社以外の組織が有する知見や技術を取り入れて自前主義から脱却を図ることをオープンイノベーションといいます。 富田製薬は、目指すべき新薬の創出確度や完成度を高めるために、創薬を効果的に深化・発展させるオープンイノベーションを積極的に展開いたします。
基礎研究や臨床病態に関する研究、そして創薬関連技術に携わるアカデミアの研究者やベンチャー企業と先進のネットワークを構築します。

創薬に対する考え

これまで創薬に携わる研究者は、人類の幸福のために新薬の開発に挑んできました。しかし、その真摯な熱意と努力により創出された開発品が、非臨床の疾患モデルに対してのみ著効するに留まったことも数多く経験しています。
近年、目覚ましい創薬技術の革新が認められる一方で、それらを単に組み合わせただけで患者様の健康に寄与する新薬が生まれる保証はどこにもありません。
創薬とは、ヒトというフロンティアに対して分からないことを知り理解する貪欲な探求と、これまでに無い物を創り上げる修練の共創であると考えています。

レントゲン創薬に対する考え

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